庭のある家ならどこでも必ずと言っていいほど見かけるのが、
バラの一株や二株
春にはこぼれんばかりの花が咲き誇り、甘い香りで道行く人を誘います。
でも初夏の頃になると、葉には黒い点々が付き、あるいはうどん粉を
まぶしたように縮れ花は枝の先のほうで申し訳程度に
咲いている…等という経験はありませんか?

「そんなことは無い!」とおっしゃる方には、このページは必要ありません。
そうでない方はこれからの1年間、私と一緒にバラを育ててみませんか?

勿論これがすべてではありません。他にもっと良い方法を
ご存知の方も多数いらっしゃると思いますが、
とりあえず花が咲いているので、ご参考までに・・

関連写真は、アルバム と 花たちから、

ご質問などございましたら、掲示板に書き込んでください。


★ 園芸日誌 ★ バラ ★

※これらの管理は私の庭に植えてある大、中輪バラの管理です。

場所は岐阜県美濃地方
冬は比較的暖かく、一冬に数回20〜30cmの雪が積もる。
夏は【名に、しおう岐阜の暑さ】と言うほどに、
高温多湿で、38度39度と言う日はざらにあります。


バラの剪定 石灰硫黄合剤 芽つみ 摘蕾
消毒 バラが咲いた 水揚げ シュートの処理
挿し木 うどん粉病
ラインgifイメージ

02' 1月14日 バラの剪定 ★


去年はは雪が降らなかったので、葉が生い茂りいくつかのつぼみもあって、
色の付いたものを切り取って、暖かい部屋へ飾ってやると、
きれいに咲いたものだが、さすがに過日の大雪で、
枝は折れ、蕾はすっかり傷んで見る影も無い。
少し早いような気もするが、ポカポカと暖かいので剪定をしよう。
                                                                     
バラのとげは鋭くて触ると痛いので、
厚手の軍手と、剪定ばさみと、
 古い枝を切るための、のこぎり
を準備した。
 
@まず細くて役に立たない枝(直径5mm以下)や、枯れた枝は全部切り捨てる。
A3年以上たって古くて表皮の色が変わり、よい枝の出なくなったものは
 根元から切る (幹が太くて硬いので、のこぎりを使うと簡単)。
B硬い枝を切るときは、必ず芽の上を3〜5mm残して斜めに切ること。
Cハチの被害にあって髄(枝の芯)に、丸い茶色い穴のあいたものも
 健全なところまで切り戻す。
          
D2年以上たった枝を切るときは、前年の春一番先にのびた枝の、丸く充実した芽の
上で切る。
 この場合、内側の芽では枝が混みあって通風が悪く、枝を傷つけあったり
 病気の原因にもなるので、外側をむいた芽を選びましょう。
 
(ちなみに私は今回、剪定の時期が早すぎて、良い芽を見分けるのに苦労した・・・(^_^;))
          
      
E一年目の枝(昨年出たシュートは株元から20〜30cmのところで切る。
 切り過ぎかなと思うくらいがちょうど良くて、心配しなくても花は咲きます。
 むしろ浅く剪定すると、あとでのび過ぎて困る場合があります。
          
F1年目・2年目・3年目の枝は、表皮の色が変わるので、すぐに区別できます。
 基本的には必ず昨年出た枝の、充実した芽の上で剪定することです。
           
G落ちた葉や枝は丁寧に拾い集めて、焼き捨てます。
 枝はそのままにしておくと怪我の元です。葉の方は、この葉に病菌が付いて越冬し、
 春からの病気の原因になるので、必ず拾って処分します。
          
(剪定の時期は、その年の気候や地方によって異なるが、大体12月下旬から、
  遅くても2月の下旬までには済ませたい)



剪定後のバラJPGイメージ サイズ47.4KB  



  



 ←剪定のすんだバラ
   かれこれ15年くらいの大株



剪定後のバラJPGイメージ サイズ86.4KB 




                               
 ←こちらも剪定済み
  同じ15年でも一度枯れかけて、一昨年
  強剪定で株の更新を図り、回復した
  
  
 


バラの芽jpgイメージ サイズ36.6kb 


バラの芽


もう少し大きくなると
見分けやすくなる。

 02’ 1/14日  消毒 
剪定の終わった後に消毒をする。
           
 まだ芽が動いていない時期なので、強い薬を使っても薬害の心配がありません。
★石灰硫黄合剤を黒点病や、うどん粉病の予防のために散布します。
 希釈倍数は、薬効に書いてありますが、私は黒点病の予防に、7倍に薄めて使用します。
 【1リットルの水に薬液140ccの割合】だと、普通の消毒器では濃度が濃すぎて散布しづらい
ので、 専用のものを使うか、20〜40倍くらいまでなら、何とか効果が期待できます。
          
薬剤散布は今が適期です。 思い立ったら、早速散布しましょう。
 ちなみに、2月上旬までに後2回(合計3回)の散布を予定しています。

12月に元肥を与えていない方は、早速与えてください。
 肥料といっても油粕の単用では、葉ばかり茂って良い花が咲きません。
 窒素、リン酸、カリの割合が、5・10・5の緩効性肥料が良いでしょう。
 株元から少し離して、2〜3ヵ所にそれぞれ一握りづつ置きます。


 02’ 2/02日  消毒 

石灰硫黄合剤を7倍に薄めて、2度目の散布をする。
枝の1本1本に満遍なく吹き付けるように、散布していく。
残った薬は敷き藁やバラの株元にも、散布した。
後一回散布するとして、中旬に持ち越しそうな気配。


★02' 2/14日 消毒★

3度目の石灰硫黄合剤の散布がやっと終わった。
今年はわりに暖かい冬だと思うが、バラの芽はそれほど膨らんでいない。
冬の時期にやらなければならない作業は一応完了した。
春からの芽吹きが楽しみだ。



バラの新芽が大きくなったところjpgイメージ サイズ76.6KB
春からの管理

02’3/4日 芽つみ


連日の春の陽気(最高気温16〜17度)に
誘われて、バラの芽がいっせいに大きく
なった。
花の咲く芽は丸々と太って良い芽に育ちます。
が、見るからに貧弱で細い芽は、花が咲きそうも
ないので、手で欠き取ります。

又、同じ場所から2つ3つ出ているものも、
中央あるいは良いほうの芽を残して、
一つにする。これをやらないと、
葉ばかり茂って風通しが悪く、病気の原因に
なるだけでなく養分が分散して、
良い花が咲かなくなるので、必ずやっておこう。
     

次々と芽が動いてくると、混み合っているところや、順調に伸びずに
葉だけが展開する芽などは、ハサミやナイフで切り取ります。

又、芽が出てくると、つい肥料を与えたくなりますが、
元肥が十分に入れてあるものは必要ありません。
そうでない物は、ハイポネックスなどの液肥を、1000倍に薄めて与えます。

★ 02’3/24 オルトランG散布★

日ごとに暖かさが増してくると、葉にアブラムシが見え始めるので、
株元にオルトランGをぱらぱらと撒いておく。

バラのツボミjpgイメージ サイズ44.8KB

大輪→横の小さい蕾を取り除く
中輪房咲き→真ん中の大きい蕾を
取り除く
★ 02’4/7日 摘蕾 ★

◎バラをバラとして咲かせるために、この作業は
必ず行ってください。


順調に葉が伸びてきた枝には、頂点に蕾が
見えるようになります。
中・小輪の房咲きのものは、真ん中の蕾を
取り除きます。
こうすれば、脇の蕾が揃って同じ大きさで
伸びてきます。
大・中輪のものは逆に、真ん中の蕾だけを
残して、脇のものは、全て欠き取ります。
また房咲きの物も、残した蕾が伸びてくると
脇に小さい蕾が見えてくるので、それらは
全て欠き取ります。
スプレーバラはこうして作られます。

ただし大輪系のものでも枝が大きくて、春の
一番花の花姿が乱れると感じているなら、
中輪房咲きの要領で、蕾を欠き取って下さい。
こちらは、丈は少し短くなりますが、
4〜5本のバラの切花が採花できます。


★ 2002’4/9日 消毒 ★

近年無農薬と言うことが盛んに叫ばれていますが、バラは消毒をしないで、育てることは
無理です。
また病気になってからそれを治すのはとても大変なことなので、
病気になる前の予防が特に大切な作業になります。


スミチオン(殺虫剤)・ダコニール(黒点病・うどん粉病の予防薬)
ケルセン
(ハダニ予防薬)HB101の1000倍腋に展着剤を混ぜて散布。

薬は葉の裏側から吸収するので、万遍なく吹き付けるように散布します。
薬は濃過ぎる物を使えば効果があるというものではなく、
かえって薬害を招く恐れがあるので、既定の倍数に薄めて使用します。

また直射日光や風が強く当たらない、早朝の涼しい時か、夕方を選んで散布します。
雨は、消毒後6時間以上降らなければ効果があります。

★アブラムシ(ウンカ)が蕾にビッシリついているのを発見。
また黒い小さい虫(バラ茎蜂)が新芽や蕾を浸食して、中にはせっかく見えてきた
蕾があえなくしおれて跡形も無い…(;O;)
蕾がなくなったものは、仕方が無いので5枚葉をつけて、枝の真ん中辺りで、
切り取った。
こうしておけばすぐに腋芽が出てきて、それが花芽をつける立派な枝に
成長するので、いつまでもそのままにしておかない事です。
またどんどん蕾が出てきますから、こちらも蕾の整理を
怠らないようにしましょう。
★2002・4/28日 消毒

スミチオン・サプロール(バラ用殺菌剤)ケルセンの混合剤を散布。
殺菌剤やハダニ予防薬は、同じ薬を繰り返し使用すると、耐性ができて効果が
なくなるので、その都度変えて散布するのが好ましい。
つぼみが膨らんで一つ二つ咲き始めているのものもある。
花にかからないように、注意しながら散布した。

★2002・4/29日 バラの植え付け

オレンジ色の花つきのバラ『フリューテ』を買ったので、早速植えつけた。
この時期はバラの植え付けの時期ではないのだが、鉢からそっと抜いて、
根鉢を崩さずに植えつけるなら、特に支障はない。
40cm四方の穴を掘って、底の方には、有機質肥料と腐葉土を混ぜ合わせたもの
をバケツ一杯入れて土とよく混ぜ合わせ、その上に肥料分のない土をかぶせる。
この土には私は、(根に直接付いても安全な)マグアンプkや元肥育ちを
混ぜて使用しているが…
それからほんの少しだけ土をほぐして、根鉢を据え付けてから土をかぶせて、
継ぎ目が見えるくらいの深さに植えつける。
植えた後に株の周りを足で踏みつけて安定させる。
株の周りに溝を掘って水をやりその水が完全に引いたら、上から土をかぶせて、
作業終わりです。



2002・5/2日 バラが咲いた(*^-^)ニコ♪

今までの成果が試される時です。
皆さんのお庭のバラもきっと美しく咲きだしていることでしょう。
私の庭でも咲き始めました。
品種によって、咲く時期がずれるようなので、咲いた順番に紹介していきます。
又庭のあちこちに1本2本と植えてあるので、花壇としての値打ちは
有りませんので、悪しからず…^_^;




バラ・・・オレンジ
手前がフリューテ
剪定と摘蕾の結果の花です。
こちらは枝が、少し横張りの
傾向にあります。
上から撮った写真です。

手前の一番大きく写っている花が、
植えつけたばかりのフリューテ

←画像をポイントしてください。
バラ(オレンジ色が日光に映えて輝くばかり)jpgイメージ サイズ76・6KB

バラ(オレンジ)中輪房咲き
↑のバラの花姿

こちらはの中心のツボミを
摘み取った花です。
くっついて咲いていますが、
これは品種によるものです。


バラ…白(中輪)

中輪のバラです。
こちらも少し横張りです。

花の名前は個々にあったのですが、
ラベルを紛失しているので、
わかりません。

白いバラは病気に弱くスリップス(虫)が
付いて花弁に茶色いシミをつけますが、
この花は病気に強く、雪白色で
とても美しいです。

←画像をポイントしてください。


バラ・・・赤(大輪)
←画像をポイントしてください。
花が一輪のものもあれば、数本に枝分かれしているものもあります。
ツボミの中心を残したものと、
その逆です。
大輪の場合はスプレー咲きには
ならないで、1本の枝が長くなります
から、数本の切花が採花できます。
←画像のポイントを外して下さい。
切花にするなら、このくらいの
状態で、切ります。
(一番奥の花も切れます)

3本に切り分けたバラ(赤)jpgイメージ サイズ64.3KB

バラ(赤)↑に同じ

バラの水揚げ

上の写真のツボミが咲いたものです。
一本の茎から採花しました。
こちらも中心のツボミを止めた
ものですが、オレンジのバラと
違って大輪なので、茎も長いです。
バラの棘は鋭くて危険です。
枝を切ったら、まず棘を
取り除きましょう。
大きい棘は鋏で1本ずつ
切り取りますが、それほど大変な
作業ではないので、必ずやって
下さい。
小さい棘は、鋏の柄で擦り取ります。

直射日光で焼けて、黒くなった花弁を
2〜3枚取り除きます。
指でそっと引っ張れば、きれいに
取れます。
赤いバラの切花jpgイメージ サイズ86.6KB

バラの水揚げ

そうしてガスの火に、茎を直接当てて
バチバチと音がして焦げるくらい
焼きます。
花や葉に火が、当たらないようにして
下さい。
『新聞紙でくるむ』と、園芸誌などには
書いてありますが、私は面倒なので
やった事がありません。
すぐ水につけて、そのまま深水して
6時間くらい置きます。
★バラはどうにも水揚げが悪いと
思っている方は、是非この方法を
試してみてください。
紅紫のばらjpgイメージ サイズ70KB

バラ(オクラホマ)

★ 2002・5/9日 オクラホマを購入

バラの鉢植え『オクラホマ』を購入。
『フリューテ』の横に植え付けた。

色は紅紫で、花が完全に開いても
花びらの形が乱れない整形花で、
香りが特に素晴らしい。


バラ濃い桃色jpgイメージ サイズ49.7KB

バラ(濃桃)大輪

輝くような濃い桃色のバラ
花びらに深く切れ込みが入ります。

脇のツボミもそれほど付かず、
花数も多くはありません。
植えてある場所の風通しが悪いのも
原因のような気がするので、
晩秋には植え替えの予定。
バラ(ピンク)立ち姿jpgイメージ サイズ104KB

バラ(ピンク)立ち姿

去年の春は、芽吹きが悪く
枯死寸前までいった株。
駄目元で強剪定を繰り返し、
秋には花が咲くまでになりました。

今年はこのとおり。
株も元気で花付きもいいです。

十数年前に、知り合いの
バラ生産業者の畑から引き抜いて
貰ってきたもの。
バラ(ピンク)花姿jpgイメージ サイズ62.3KB

バラ(ピンク)大輪
↑のバラの花姿
透き通るようなピンクと、
少し濃い目の細覆輪がたとえようも
ない程の美しさです…

一番のお気に入り。
ラインgifイメージ




バラのシュート
シュートの処理

一番花が終わる頃に、根元から太くて
真っ赤な新芽が出てきます。
この新芽が伸びてきたらツボミが
付く前に、先を5cm位で折り取ります。
(35〜40cm位残す)
園芸雑誌に、よってはこのシュートに
咲かせて良いという人も居ますが、
私は咲かせた事は有りません。
花を咲かせることによって
樹形を乱したり、将来の幹となる枝が
充実しないからです。

咲かせるかそうでないかは、
個人の好みでどちらでもいいと
思いますが…

硬い枝なら葉のすぐ上で切りますが、
柔らかい未熟な枝の場合は、
葉のすぐ下で折り取ります。

←画像をポイントしてね。

5月25日…消毒

ランネート・オサダン・ニッソラン・ダコニール・HB101の1000倍液で消毒

6月16日…うどん粉病

ランネート・マンネブダイセン・ミラネシン・HB101の1000倍液で消毒

うどん粉病が少し見えてきたので、慌てて消毒。
消毒の前に…被害の酷い蕾や枝は、花としての観賞価値がありませんし、
薬剤の無駄になりますから、切り取って処分します。
バラのうどん粉病には、ミラネシンの1000倍溶液(展着剤必要)を葉の裏から
洗い流すように充分に散布します。
3〜4日置いて3回ぐらい繰り返し散布すると、殆どの場合病気が止まります。
病気で縮れた葉は少し茶色くなって、元どおりのきれいな葉にはなりませんが、
すぐに新しい元気な葉が出てきますから、心配要りません。

ダイセンは、デンドロの黒点病の感染防止のため。

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ラインgifイメージ

 
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