蘭 と 戯 れ て

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★ 園芸日誌 洋ラン NO2 ★

4月からの管理

外は春です。
今まで寒さで縮こもっていた花たちも、いっせいに活動を始める時期です。
これからの時期は花の終わった洋ランたちの、植え替えや株分けなどを
一緒にやっていきましょう
八重桜が咲くようになって、根が活発に動き出したら
植え替えの適期です。
加温設備のないお部屋では、4月になっても寒い日があるので、
暖かくなるまでもう少し待ちましょう。

関連写真は アルバム と 花たち から


園芸日誌洋ランNO1へ戻る コチョウランの植え替え カトレアの株分け
シンビジュームの植え替え デンドロの株分け 搬出と施肥・水遣り
梅雨・夏の水遣り 夏の水遣り 高芽の植え付け
デンドロの支柱立て 花芽分化処理 芽欠き



胡蝶蘭の植え替え

2002・3・17日

寄せ植えの胡蝶ランjpgイメージ サイズ53KB

寄せ植えのコチョウラン
      
←昨年花つき株を購入したもの・・
お店では大抵このように2〜3株が寄せ植えに
なっていますので、一株ずつに分けて、
植え替えます。

素焼き鉢にミズゴケで植えるのが一般的ですが、
私はいつも、化粧鉢に洋ランの土を使って植えます。
なぜなら洋ランは乾湿の差がはっきりしている方が
生育が良いからです。
又ミズゴケは、夏でも鉢の渇きが悪いことがあったり
素焼き鉢にコケが生えて汚くなったりするからです。

用意するもの
洋ラン培養土(軽石混合・Lサイズ)・ハサミ・
鉢底網・ピンセット・ヘラ
化粧鉢は、購入しただけでは鉢穴が小さくて
水はけが悪いので、金槌でたたいて、
穴を大きくします。


ミズゴケを取り除いた後の根jpgイメージ サイズ57.4KB

コチョウランの根
私は化粧鉢に植えたいので、図のように
ミズゴケをきれいに取り除きます。

古くて腐った根は役に立たないので、
生きている根の部分まで切り戻します。
黒くなっていても弾力のある根は生きています
から、切り取ってはいけません。
又根が折れてもそこから腐ることはないので、
心配いりませんが、なるべく根を折らないように、
丁寧に取り扱いましょう。

◎植え込み材料を変える時は、必ず以前の
植え込み材料を完全に取り除いて下さい。
これを怠ると植え込み後の生育が極端に
悪くなります。

画像をクリック 結果が出ました!

植え替え後のコチョウランとベラボン
画像をクリックすると翌年の
結果が分かります。

洋ラン類は環境への順応がとても遅いのです。
生産者からラン店へ、そして個々の家に飾られるの
ですから、株はとても疲れています。
できれば購入時と同じ植え込み材料を使った方が、
その後の生育はよくなります。
最初の春は、鉢から抜いてそのまま根鉢と同じ
大きさの鉢に、スポンと入れて余白に湿らせた
ミズゴケを足すのが、ベストな方法です。

今までは下図(右)のように洋ラン培養土を使って
いましたが、今年は通販で購入した
ベラボン
使ってみようと思います。

ランの土より軽くて、吸水性、排水性、通気性の
3拍子揃った培養土と言うことですが、初めての
試みなので、その結果が吉と出るか凶と出るかは、
来年の楽しみです。
←画像をクリック…結果がでました。

洋ラン用土gifイメージ サイズ45.3kb

洋ラン用土
洋ランに遣われる用土

左から、バークと軽石の混合土(洋ランの土)
主にシンビジュームに使われるが、
私はカトレア・コチョウランにも使用しています。

中央…デンドロの土
名前のとおりデンドロに使用。

右…ベラボン…密かにマイブーム
効果はまだ未知数です。

このほかに、ネオソフロンがあります。
各種サイズ(L・M・S)があって、
大きいものはカトレア・コチョウランに、
小さいものはデンドロ・デンファレに使用します。


洋ラン培養土で植えたコチョウランjpgイメージ サイズ46.2KB

軽石混合の洋ラン培養土で
植えたもの
右は洋ラン培養土で植えたもの。
左は根鉢を崩さずに、鉢にそのまま
押し込んだものです。
左は素焼き鉢がないので、仮植えです。
これは後日友人にあげる予定なので、
何もしてありません。。
実際に植えるならもう一回り小さい素焼き鉢に
植えたほうがいいでしょう。
又植え込み材料を変えて植えるなら、
花茎は根元から切り取ります。

写真では解りにくいのですが、
ウォータースペースを開けて、植え込み材料の
上に根が見える位の浅植えにします。


カトレアの株分け

2002・3/17日


根がはみ出したカトレアjpgイメージ サイズ59.2KB

根が鉢いっぱいに広がっている
カトレア
このように根が鉢いっぱいに、はみだしている物は、
株分けをします。
ヘラを根と鉢の間に差し込んで、鉢から
株を抜きますが、うまくいかなければ、
根を傷めない為に鉢を割ります。
バックバルブや小さくて役に立たない物を取り除き、
根もきれいに整理して2つか3つに分けて
植え込みます。
この時、 バックバルブを鉢縁に付けて、
新芽の伸びる方向を空けて植えつけます。

◎株を余り小さくすると、後の生育が悪いので、
新芽に必ず3つ以上はバルブを付けて分けます。


クリックでhb101へジャンプ

植え替え後のカトレア
鉢底には、発泡スチロールを敷いて
水はけを良くします。
カトレアの根の真ん中に植え込み材料を
丸めて入れて、そのままの格好で鉢に入れます。
周りから植え込み材料を押し込んで、
株を安定させます。
洋ラン培養土なら植え込んだ後、株を持って鉢を
トントンと床の上などで、上下にたたくと
植え込み材料が下に下がって、根になじみます。

植え込んだ後は水をたっぷりやって、2〜3週間は
日陰で管理しましょう。
園芸掲示板でも姦しいのがHB101ですが、私は
植え替えの時に1000倍に薄めて水遣り替わりに
それを使います。
効果は、本当のところ???ですが、
無いと不安な気がして、もうずっと使っています。
←画像をクリックHB101ただ今実験中



シンビジュームの植え替え

2002・4/7日





シンビジューム
鉢から引抜いた根鉢
★鉢いっぱいに盛り上がって、水遣りのスペースが
なくなったものは、鉢からそっと引抜いて
植え替えます。
一回り大きい鉢に根鉢を崩さずに入れて、
同じ植え込み材料で鉢と根の隙間を埋めます。
★この方法は根を傷めないので、日当たりに出して
すぐに施肥を始めることができます。

★家庭で2〜3年育てたものなら、株分けできます。
余り小さく分けると、その後の生育が悪く
花が咲かないので、最低でもバルブが
3ヶ〜5ヶ以上になるようにします。
また古くなった材料や腐った根はきれいに
取り除きます。
★できれば植え込み材料は変えない方が
安全です。
やむを得ず変える場合は、古い材料は
完全に取り除きます。



株を二つに分けて
根を整理したシンビジューム
★植え込み材料は軽石やヤシがらチップ混合の
洋ラン専用土や、バーク
などががあります。
(植え込み材料のベラボンはカトレアよりは
小さい粒のものを使用する)

鉢は水持ちのいいプラスチック鉢か、化粧鉢
を用います。
★株に対して少し小さいかなと思われる位の
鉢の方が、洋ランは良く育ちます。

すべての洋ランは、根が鉢いっぱいに回ってから、
花をつけるようになりますから、鉢が大きすぎると、
花が咲くのに何年もかかります。
また水が早く乾かないので、根ぐされの原因にも
なります。
鉢底の穴を大きく開けて、鉢底網を敷き
発泡スチロールを底の方に置きます。
新しい根が少なければ、発泡スチロールを
多くしましょう。



シンビジュームjpgイメージ サイズ65.1kb

植え付け後のシンビジューム

そうすれば植え込み材料が多すぎて、鉢の渇きが
遅くなることを防ぐ事ができ、根も早く張るように
なります。
★植え替えがすんだ後は、水をたっぷりやりますが、
その後は乾かし気味に管理します。
植え替えで傷んだ根は水を吸う力が弱まって
いるので、水をやりすぎると、根ぐされの原因に
なるからです。
★株分けをしたものは、2〜3週間は明るい日陰に
置いて、管理します。
肥料は20日過ぎてから与えましょう。



シンビジューム・芽欠きのページにジャンプ

tac450さん撮影 芽欠き前の新芽
芽欠き

★シンビジュームを育てる上で最も大切な事は、
芽欠きです。
必ず一つのバルブに一つの新芽を残して、
後は欠き取ります。


芽欠きに関しては別頁で詳しく述べます。
←画像をクリックしてください。





肥料あれこれ
★洋ラン専用に開発された化成肥料が
各種ありますが、根にも安全でナメクジなどの
被害も抑えられる『洋ラン育ち』が私は好きです。
が、去年から通販で購入した
『スーパーバイオゴールド』
を使用しています。
カトレアの花つきが非常に良かったからです。

その他、窒素・リン酸・カリの割合が5・10・5の
有機質肥料
も(油粕・骨粉・魚粉混合)
適しているようです。
★4月から毎月1回、古いものと取り替えて
与えます。

施肥の量は鉢の大きさによって違いますから、
説明書を良く見て使用しましょう。
又7〜10日に1回の割合で、ハイポネックス等の
液肥
を1000倍に薄めて施します。



デンドロビュームの株分け

2002・4/7日




鉢から引き抜いたデンドロの根鉢
デンドロは鉢いっぱいに根が張り付いています。
へらを鉢と根の隙間に差し込んで根鉢をうかします。
それからそっと株を持ち上げながら引き抜きます
が、うまくいかなければ鉢を割ります。

株を半分に手でほぐせると良いのですが、
硬くて中々思うように行きません。
これはシンビでも同じことですが、ノコギリや
ハサミなどで、半分に切り取ってもかまいません。

けれどもこの方法はかなり根を傷めますから、
枯れると言うことはありませんが、
バルブに皺が寄って元気がなくなります。
それでも新根の発根とともに、元気を取り戻して
きますから、心配は要りません。



ノコギリで二つに割った根鉢
★外側は新しい根がいっぱいに張っていますが、
中の方は痛んだ植え込み材料や腐った根が
多数あります。
ピンセットやハサミで不必要な物は、取り除きます。

★去年花の咲いたバルブと、その前年度の
バルブは切り取ってはいけません。
新芽を育てるのに必要な養分を蓄えています。


また去年出た新芽(若いバルブ)は、来年花芽を
つけるようになりますから、大切に取り扱いましょう。
デンドロは、今年の新芽が成長して来年の春に
花をつけるのではなくて、一年待って花をつけます。



植え付けの済んだデンドロビューム
★洋ラン全般に言えることですが、株に対して
小さめの鉢に新芽が伸びる方向を空けて
植えつけます。
デンドロやシンビの場合は全体に新芽が出ますから、
大体鉢の真ん中に株を据えれば良いでしょう。

★植え込みは素焼き鉢にミズゴケ
一般的なようです。
私は例によってベラボンを使用しますが、
プラスチック鉢や化粧鉢にバークやデンドロの土
使用してもよく育ちます。
デンドロ用土jpgイメージ サイズ28.4KB
植え付け後3週間は明るい日陰において、
渇かし気味に管理しましょう。


戸外への搬出と、その後の管理

2002・4/15日

八重桜が咲く頃(4月中旬)になるとシンビジューム・オンシジューム・デンドロビュームは
外へ出して管理できます。
けれどもまだ雨に当ててはいけないので、家の軒先や屋根の下に置きましょう。
又、今まで家の中で管理されていたものを、
いきなり直射日光に当てると葉やけを起こして
葉が枯れてしまいます。

最初は曇りの日に外に出し、徐々に日当たりに慣らしていきましょう。

カトレアやデンファレは、5月になってから外に出します。
デンファレは、梅雨明けまでは直射日光に当てても良いのですが、
コチョウランや、カトレアは葉やけをするので、直射日光には当てません。
カトレアは、50%遮光した棚の上において管理するか、木の枝に吊るして管理します。
(カトレアは雨には当てても良いと園芸誌に書いてありましたが、私は一度梅雨時に、
株を腐らせたので、雨には当てずに育てています。)

コチョウランも5月になってからの搬出になりますが、雨には当てません。
常に50%以上、真夏なら80%の遮光が必要ですから、家の中に置いたままでも育てられます。
この場合は窓を開け放して、通風をよくしてやりましょう。

新芽が動き始めたら、施肥を行います。
油粕の置き肥えは毎月1回夏まで与えますが、洋ラン専用の化成肥料なら
40日〜50日に1回ずつを、こちらも夏まで与えます。
この外に10日に1回程度、1000倍に薄めたハイポネックスなどの液肥をやれば尚良いでしょう。

コチョウランやカトレアはシンビやデンドロほどには、施肥を必要としません。
むしろ与えすぎると根痛みをおこしますので、注意が必要です。
肥料の説明書を参考にして、少ない方の数字を与えるようにします。
例えば『洋ラン育ち』(洋ラン専用化成肥料)で、9〜12cm鉢で3〜5粒と書いてあったら、
12cm鉢であっても、3粒を与えるようにします。

暖かくなるにつれて新芽が伸び、根も動き出し吸水水活動が盛んになってきますので、
徐々に水遣り回数を多くします。
鉢の植え込み材料の表面が乾き始めたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。
気温が高ければ、水は葉にかかるようにやってもかまいません。
新芽や新根が一番生長する時期ですから、鉢が乾けば毎日水遣りをするようになります。

シンビジュームとデンドロの搬出

2002・4/23日


雲が薄く広がって、時折雲の向こうから日光が射してくる日は
洋ランを外に出す絶好のチャンスです。
花用のベンチに葉が触れ合わない程度に、並べて置きます。
適当な台がなければ、ブロックなどを積んでその上に板を置き、花台を作ります。
例年なら4月中旬には搬出するのですが、今年は植え替えが遅れたので今になりました。
4〜7日くらいは様子を見ながら、徐々に日光に慣らしていかなければなりません。
直射日光に慣れてしまえば、梅雨明け直前の強い陽射しが照る前までは、
直射日光に当てて株を育てた方が花芽が良く付くようになります。

施肥も、もう始めている時期ですが、植え替えの影響で、こちらも5月になるまで待つことにしました。

施肥

2002・5/6日


シンビジュームと洋ラン一般に施肥をしました。
説明書に書いてあるとおり
スーパーバイオゴールドをシンビジュームには5号鉢で20ヶ(鉢号数×4)
カトレアには鉢号数と同数
デンドロ・コチョウランに鉢号数マイナス1の割合で与えます。

温室の戸をはずす

2002・6/2日


お天気続きで最低温度18以上・最高温度は30度を越すようになったので、
温室の戸をはずして、なるべく外と同じ環境を作るようにします。
この頃にはデンファレも外に出して、徐々に直射日光に慣らすようにします。

梅雨・夏の水遣り

2002・6/5日


連日真夏日が続いています。
こうなると鉢の中も早く乾くようになり、1日1回の水遣りでは不足するようになってしまいます。
昼間でも鉢の中が乾いていると水を遣りたくなりますが、鉢の温度も上がっているので、
この状態で水遣りをすると、根は熱湯を浴びた状態になってしまいます。
必ず朝か夕方の涼しい時に行うようにしましょう。
洋ランは、根や株自体に水を含んでいるので、少しくらいの水不足で枯れるようなことは、
ありません。
又雨が降るなどして、鉢が乾いていなければ水遣りは必要ありません。
梅雨の雨には、あてた方が生育がよくなります。
雨で鉢がぬれっぱなしになると、根ぐされをおこさないかと心配ですが、鉢の中に空気が通って、
洋ランの生育には、通常の水遣りでは、想像できないほどの効果があります。
ただし、20度以下で連日雨が降り続くようなら、屋根の下などに一時避難させましょう。



消毒

2002・6/8日


デンドロの葉のところどころ黒い点々が…
黒点病かもしれないと思い、消毒をしました

デンドロの黒点病にはダイセンを3回位
散布すれば、とまる筈だが・・。
オルトラン・ケルセンの1000倍液に、
  ↑     ↑
(殺虫剤・殺ダニ剤)
マンネブダイセン500倍液を混合して使用。

シンビジュームの全体像jpgイメージ サイズ89.1KB

シンビジュームの置き場所
遮光した寒冷紗の下に花台を置く。

2000.6/9日…戸外への移動


今まで屋根の下に置いてあった鉢は、雨に
当ててもいい時期なので、寒冷紗(30%程度遮光
)の下に移動しました。
デンファレやオンシジュームも同じ場所で
管理するべく温室から移し替えました。

デンドロも外に出して雨に当てますが、こちらは
遮光しない方が、株ががっちりと育って、
花つきも良いようです。
ただし、田園地帯では空気が澄みきっているので、、
紫外線が強すぎるようなら、20〜30%の
遮光をすれば、葉やけを起こす心配は
なくなるでしょう。

風通しを良くするために、寒冷紗との間は
広く取ります。

2002・7/14日…夏の水遣り

そろそろ梅雨が明けます。連日猛暑が続きますので洋ランは水を欲しがります。
梅雨が明ければ朝晩2回の水遣りが必要なこともあります。
又25度を肥えるような熱帯夜では、鉢の周りにも水を撒いてやると良いでしょう。



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