蘭 と 戯 れ て

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★ 園芸日誌洋ラン No3 ★

8月からの管理

連日真夏日が続くようになると、植え込み用土はからからに乾いて水を欲しがります。
鉢の乾き具合によっては、朝晩2回の水遣りが必要になりますが、
必ず朝か夕方の涼しいときにしてください。
晴天の日中、水遣りをすると鉢の中は、熱湯を浴びたような状態になって、根をいためます。

暑い夏を過ぎて秋風が立つようになると、花たちも元気を取り戻してきます。
この頃になるとシンビジュームなど、早いものでは花芽が見えてくるものもあります。
これからが花芽をつける大切な時期になりますので、今まで以上に気をつけて観察しましょう。

関連写真は アルバム  花たち から



高芽の植え付け デンドロの支柱立て 花芽分化処理
シンビジュームの花芽






バックバルブについた高芽

高芽の植え付け

肥料のやりすぎとか、根ぐされなどが原因で
高芽が出る事がありますが、デンドロは元来
高芽の出やすい品種です。
増やすつもりがなければ、根がでてくる前に
ナイフや指で欠き取ると簡単に取れます。

増やすつもりなら、根が4〜5cm伸びたら
そっと親株から離します。

高芽の植え付けに於いては面白い結果が
でたのでページを一枚加えて編集しました。
次のページでご覧下さい。







今年の春に株分けをしたので、
生長が遅く、まだ伸長中の枝

デンドロの支柱立て

夏も終わりに近づくと、春に出た新芽は
どんどん伸びてきます。
見栄えを良くするためと、せっかく伸びた新芽を
折らないためにも支柱を立ててやりましょう。

去年花の咲いた枝をバックバルブといいます。
これには再び花が咲く事はありませんが、
今年出た新芽に花をつけるための養分を
蓄えていますので、決して切り取っては
いけません。
バックバルブでも、株の下方にしか
花の咲かなかった物は、残りの上方に来春
咲く場合もありますから、大切にしましょう。






支柱を立てた後の株

全て咲き終わったものは、これから花の咲く
バルブの邪魔にならないように、
真ん中にまとめてしまいます。
成長したバルブは、外側に誘引して
支柱を立てます。
伸長中のものは、これから止め葉が出て、
急に横に肥ってきます。

支柱は伸びきった時にちょうど良くなるように、
考えて余裕を持って長く立てます。
ビニタイで結わえる時きつく止めると、
横に肥大した時、バルブに食い込みますから、
ゆったり止めます。

窒素配合の肥料をダラダラと与えると、
何時までも伸びて止め葉が出てきません。
このくらいで肥料を打ち切っても、まだ伸びて
程よく止め葉がでてきます。



デンドロ止め葉jpgイメージ サイズ42.3kb

止め葉

この止め葉が出てくると、デンドロの伸長は
止まり横に肥大して、バルブは飴色になります。
ここまでくれば、もう半分は成功したといえます。
後は花芽分化処理をして、花芽が出て来るのを
待ちます。

止め葉がでたものには、肥料を与えません。
このまま水遣りだけを続けますが、
9月に入ったら、少しずつ水遣りの回数を減らして
行きます。

肥料を与えるなら、窒素分を含まない開花促進剤
(窒素:リンサン:カリの配合が、0:6:4)を
500倍に薄めて、月に2〜3回施肥します。


それ以外の花芽分化処理は、10月頃から
始めます。



花芽分化処理

いよいよ秋本番です。デンドロはこれからの管理で、
花が咲くか咲かないかの明暗を分けますから、しっかり管理しましょう。

秋風が立つようになったら、水遣りを徐々に控えて花芽分化を促します。
最初は3〜5日に1回の間隔で与え、徐々に1週間に1回、11月になったら10日に1回位の間隔にして
与える水の量もやっと鉢底に届くくらいにします。
植え込み材料は乾いてバルブが萎びたりしますが、花芽ができて再び水遣りを始めると元に戻ります。
去年出来上がったバルブの葉は、黄色くなりぱらぱらと落ちます。
これは自然の落葉ですから、心配要りません。やがてこのバルブに花芽がつきます。
秋の長雨には当ててはいけません。
10月になったら遮光をはずして直射日光に当てますが、春と同じように、曇りの日を選んで、
徐々に直射日光に慣らしましょう。いきなり当てると葉やけを起こして黒くなります。
20度以下の雨に当てると根ぐされを起こしますから、軒下に取り込みますが、
慌てて部屋の中に入れてはいけません。
夜の低温(7〜8度)に2〜3週間当てないと花芽がつきませんが、5度以下の低温に
当てっぱなしにするのは良くありません。

カトレア・デンファレなど高温性のものは、最低温度が15度を割り込むようになったら、
室内に取り込みます。




シンビジューム花芽jpgイメージ サイズ48.1kb

シンビジュームの花芽

シンビジュームの花芽

11月も中旬になり、最低温度が8度を切るように
なったら、シンビジュームは室内に取り込みます。
慌てて加温してある部屋に入れると、せっかく
できた花芽が、伸びないで葉に隠れて咲くので
最初の1週間は廊下に置いて管理します。

10月上旬から花芽が見えてきます。
この時期、花芽と葉芽の区別が付き難いのですが
花芽は触ってみると、基部が硬く先端が
ふわふわとしています。
葉芽は先が割れて、葉芽と確認できたら
欠き取ります。
その後、1ヵ月位で花芽が出てくる事もあります。

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